玄関ホールの床が全面タイルってオシャレで憧れるよね。
確かに玄関が全面タイルだとそれだけで高級感が出るしすごくオシャレだよね。でも、オシャレなのはいいけど小さな子どもがいると危険だということを忘れないでね!
家の購入を検討されている方、注文住宅で家を設計中の方。玄関ホールを全面タイルにしようとしているならちょっと待ってください!
確かにオシャレなのは間違いありません。それについては完全に同意します。念願のマイホームを購入するのであればオシャレなほうがいいに決まってます。しかし、オシャレだけでいいかというとそれは話が違います。
実際に住んだ時のことを考えずに、オシャレというメリットばかりを気にしてたのでは住み始めてから後悔することになりますよ。
僕自身、わが家の玄関ホールの床は全面タイルにしました。かなりオシャレなので見た目は大満足で気に入っています。しかし、総合的には失敗したなという評価です。どんな点で失敗したと感じているのか。どんな点に注意が必要かを詳しく説明しますので参考にしてみてください。
- 玄関ホールを全面タイルにしようとしている方
- 玄関ホールを全面タイルにすることのメリットとデメリットを知りたい方
玄関ホールの全面タイルは失敗。子どもには危険なので要注意
誰もが憧れる全面タイルの玄関ホール。念願のマイホームで実現したい仕様としてあげる方も多いはずです。
見た目がオシャレなのは多くの人が同意するポイントではありますが、デメリットも気にしたうえで採用しないと後から後悔することになります。
まずは、玄関ホールを全面タイルにすることのメリットとデメリットを整理してみましょう。
1-1. 玄関ホールを全面タイルにするメリット
玄関ホールを全面タイルにするメリットは次の通りです。
- 見た目がオシャレになる
- 水拭きができるので汚れても掃除がしやすい
- お客様が来たときの第一印象が良くなる
繰り返しになりますが、全面タイルの玄関ホールの見た目は本当にオシャレです。見た目だけでいうとかなりの高得点です。わたしもかなり気に入っていますしね。
汚れても水拭きすることで綺麗になる点もいいですよ。
玄関ホールを全面タイルにするデメリット
つづいて玄関ホールを全面タイルにすることのデメリットですが、次の通りです。
- 冬場はタイルが冷たくなりすぎて裸足では歩けない
- 床が硬いので子どもが転ぶと危険
- 階段の下までタイルだと子どもが階段から落ちて頭を打つと大惨事になりかねない
- 水拭きはしやすいけど、髪の毛などを掃除機で吸っても中々吸えない
- 少しでも濡れているととても滑りやすい
玄関を全面タイルにすることのデメリットの大半は危険なことです。
家族に小さな子どもがいなければデメリットを承知の上でオシャレさを優先して全面タイルにしても構いわないと思います。しかし、小さな子ども(特にハイハイやつかまり立ちをするくらいの子ども)がいる場合は全面タイルは絶対に避けたほうがよいです。
その理由は、床が硬すぎることと、冬場になると床が冷たすぎることです。
お住まいの地域にもよりますが、冬場のタイルの冷たさは尋常ではありません。
大人であっても裸足では長時間立っていられません。そんな床を子どもがハイハイするのを見ていられますか?
手も膝も冷え切ってしまいますよ。また、まだ安定して歩けない頃の子どもは頻繁に頭から転びます。タイルに頭から転んでしまうと本当に危険です。
実際に全面タイルにした知人の子どもは冬場に足が凍傷になってしまいました。小さい子どもは足が冷たいことも自分ではわからない間に凍傷になってしまうので危険です。
メリットデメリットを踏まえた見解
玄関ホールを全面タイルにすることでのメリットとデメリットは理解できましたか?
あとはメリットとデメリットを天秤にかけてどうするか決めるのはあなた次第です。
僕自身は小さい子どももいたので全面タイルにしたことをすごく後悔しました。おそらく、小さな子どもがいらっしゃる方は同じ気持ちになるケースが多いと思います。
よって、いくらオシャレだからとはいえ、玄関ホールを全面タイルにすることはおすすめしません。
どうしても全面タイルにしたい場合の対応策
メリットとデメリットを理解してもらった上で、やっぱり玄関ホールは全面タイルにしたいという方は大勢いると思います。その場合は、きちんと安全対策さえとっておけば玄関ホールの全面タイルを実現できます。
具体的には、普段は玄関ホールに少し大きめのラグを置いておくことです。
ラグを置くことで子どもが滑って転ぶリスクを低減できますし、転んだ場合でも直接タイルよりは衝撃を吸収できます。また、冬場の寒さ対策にもなります。
ただし、全面タイルにラグを敷くとオシャレさが低減します。
それが気になる方は、お客様がくるときだけラグを片付けることで対応しましょう。お客様がくるときは見栄を張りたいですからね。また、ラグで対策することのメリットとして、子どもが大きくなればラグを常に外しておけることがあげられます。
全面タイルを諦めてしまうと例え子どもが大きくなってもリフォームするしか全面タイルを実現する術はなくなります。しかし、ラグで安全対策をとっておけば子どもが大きくなって安全対策が必要なくなればラグを外すだけで全面タイルにすることができます。
まとめ
玄関ホールを全面タイルにすることのメリットとデメリットをお伝えしました。一見オシャレで憧れる玄関ホールのタイルですが、一度冷静になって必要性を考えてみてください。
ファッションにおいても快適さとオシャレさは反比例することが多いので、家においても同じといえば同じです。しかし、ファッションとの違いは安全性に影響してくることです。
ファッションは自分が気に入れば何でもあり(周囲に迷惑をかけなければ)ですが、家の場合はそうはいきません。快適に暮らすための家だとしたら、オシャレさよりも安全で快適なことを優先しなくてはいけない場面もあります。
ご自身の家庭で優先すべきものを今一度見つめ直して、家の仕様を決めていただければと思います。
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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