ブログでアクセスを稼ぐにはマーケティングが大事って聞くけど実際にどうすればいいのかな・・・。
ブログ成功の秘訣はマーケティングにあるといっても過言ではないからね。今回はペルソナについて解説するよ!
マーケティングという言葉を聞いたことがありますか?
この質問に対しては多くの方が「はい!」と回答されると思います。
では、マーケティングとはなんですか?
この質問に対してはいかがでしょうか。おそらく正確に応えられる方は半分以下だと思います。
ここでブログ運営について話題を変えます。あなたはブログで成功したいですか?
この質問に「はい!」と回答されるのであれば、マーケティングとはなにかを理解しておくことをおすすめします。
勿論、マーケティングのことを知らなくてもブログで成功している人は存在します。しかし、成功する確率を高めたいのであればしっかりとマーケティングを行い、適切な方法でブログを運営していくべきです。
ブログ成功の秘訣はマーケティングにあります!
マーケティングという言葉を初めて聞いたという方にも理解できるように簡単にマーケティングとはなんぞやということを解説していきますのでどうぞご安心ください。
今回はその上で、マーケティングで最も重要となる「ペルソナ」について詳しく説明していきたいと思います。
ブログで成功を収めたいと考えているあなたにとって重要なトピックですのでぜひ参考にしてください。
- ブログで成功したい方
- ブログにおけるマーケティングとはなにかを知りたい方
- ペルソナをどのように設定すればよいか知りたい方
ブログ成功の秘訣はマーケティング。ペルソナを意識してアクセスを稼げ!
ブログで収益をあげたいと思っている方にはマーケティングは切っても切り離せません。というかブログはマーケティングそのものです。
しかし、ブログをやっている方の多くがこのことを理解していないのが現状です。
会社でマーケティング担当の方以外はマーケティングに馴染みがないことは仕方ありません。そのような方に向けてブログの話しをする前にマーケティングについてわかりやすく解説することから始めます。
マーケティングとは
マーケティングとは何だと思いますか?
これにはさまざまな定義があり、とても深い言葉です。一概にこれが正解というものはありませんが、僕が最もしっくりとくる定義は、「マーケティングとは、モノやコトを売る仕組みを作ること」です。
ここでの「モノ」とは、顧客が欲しい製品やサービスそのものを指します。例えば、部屋を綺麗にしたい人が求めるモノとしては掃除機があげられます。
一方で「コト」とは、顧客が成し遂げたい欲求を指します。先ほどの例でいうと「部屋を綺麗にすること」です。
「モノ」として捉えると提供できるものは掃除機などの掃除関連製品に限定されてしまいます。しかし、「コト」で捉えると、家事代行サービスも候補になります。
そして、マーケティングとは、この掃除機や家事代行サービスを顧客に購入してもらえる(注文してもらえる)仕組みを作ることにほかなりません。
マーケティングとセールスの違い
マーケティングに近い意味で扱われることの多い言葉としてセールスがあります。しかし、マーケティングとセールスは全く異なるものです。
セールスとは、「モノ」や「コト」を顧客に売ることです。
マーケティングが売る仕組みを作る活動であることに対して、セールスは売る活動そのものを指します。
次のようなイメージをすると理解しやすいでしょうか。
- マーケティング:買い手(顧客側)が「モノ」や「コト」を購入しにきてくれるように仕向けること
- セールス:売り手(販売員)が「モノ」や「コト」を顧客に売りにいくこと
別の観点で考えると次のような捉え方もできます。
- マーケティング:明日以降の売り上げを伸ばす活動
- セールス:今日の売り上げを伸ばす活動
セールスは多少強引にでも一時的な成果を上げることができますが、マーケティングはそういうものではありません。マーケティングで最も大切となることは顧客思考です。顧客のことを想わない限りマーケティングは成功しません。
ブログにおけるマーケティングとは
では、マーケティングをブログに当てはめるとどのようになるでしょうか。まずは先ほど理解したセールスとマーケティングの違いをブログにもあてはめて復習しましょう。
セールスとは今日の売り上げを伸ばす活動でした。ブログでいうと今日のアクセス数を稼ぐ活動ですね。
このための活動としては、TwitterやFacebookでフォロワーに直接記事を見にきてもらうようメッセージを送ることが考えられます。
一方で、マーケティングとは明日以降のアクセス数を稼ぐ活動です。毎日同じ人に直接メッセージを送り続けるわけにはいかないので、セールスとは異なる取り組みが必要になります。
例えば、戦略的に検索結果の上位に表示される記事を作成し、そこに内部リンクとして関連する記事を張り付けていくことなどの手法が考えられます。
ただしここで注意しなくてはいけない点があります。ブログにおけるマーケティング方法はブログの目的によっても異なります。
とにかく色んな人に読んでもらうことが目的のブログにおけるマーケティングは、ブログへのアクセス数を増やす仕組みを作ることになります。
しかし、ブログで紹介した商品を購入してもらうことが目的のブログにおけるマーケティングは、アフィリエイトで商品を購入してくれる仕組みを作ることになります。
少し補足すると、アフェリエイトで稼ぐ場合もブログへのアクセスが必要です。その点でマーケティング方法は同じになると思われる方もいるかもしれません。
しかし、「アクセスを稼ぐこと」と「アクセスを稼いで商品販売につなげること」ではやはりマーケティングのやり方が異なります。
例えば、新しく水族館を開園したとしましょう。開園初日の目的が利益度外視でとにかくたくさんの人に見に来てもらうことだとします。するとマーケティングとしては入場無料にしてそれを告知すればよいでしょう。
しかし、目的が売上〇〇円以上だとします。すると取りうる選択肢は無数にありますよね。先ほどと同じく入場無料にして入場者数を増やした上で、グッズ販売やイルカショーだけ有料にして収益化を目指してもよいし、来客数は減るけど入場料を高めに設定するといったことも可能です。
このように目的によってマーケティング手法は変わってきます。
ブログにおけるマーケティングの基本
この記事を読んでくれている方は、マーケティングの専門家ではない方のほうが多いと思います。そこで、ものすごく簡単にマーケティングの流れを説明します。
マーケティングの基本的な手順は以下の通りです。少し専門用語がありますが簡単に説明するのでついてきてください。
- 市場環境分析/市場機会の特定
- セグメンテーション
- ターゲティング
- ポジショニング
- マーケティングミックス
では、それぞれ詳しくみていきましょう。
市場環境分析/市場機会の特定
マーケティングを始める際に最初に取り組むことが市場環境分析です。これは外部環境分析と内部環境分析があります。
ブログの方向性を決める際に、「自分の好きなこと」や「自分が書けるそうなこと」を中心において考えられている方も多いと思います。勿論、それは間違いではありません。
しかし、本来はその次にやることとして、外部環境や内部環境を分析する必要があります。
例えば、外部環境分析として考えることは次のような観点になります。
- 同じテーマでブログを書いている人がどれくらいいるのか
- 同じテーマで他の人はどんなことを記事にしているのか
- 書こうとしている記事への検索ボリュームはどの程度か
外部環境分析の狙いは、自分が書こうとしている記事にどのくらいの需要がありそうか。また、ライバルの数や傾向を把握することになります。
一方で内部環境分析として考えることは次のような観点になります。
- 自分が書こうとしている記事が他の記事よりも優れている点、劣っている点はどこか
- 自分が得意としているテーマはどんなことか
内部環境分析の狙いは、自分のサイトや記事の強みや弱みを把握し、強みを活かしていくとか、弱みを改善するように取り組んでいくべきなのかを判断することです。
実際には、外部環境分析と内部環境分析の結果を組み合わせて、どんな方向性のブログや記事にすれば成功できそうかを見極めていきます。
この時点で全く将来性の見えないテーマでブログを始めようとしていたなら一旦冷静になって立ち止まることも必要です。
セグメンテーション
ブログの方向性が定まったらセグメンテーションを行います。
セグメンテーションとは、顧客をどのような視点で細分化するかを決めることです。
細分化の簡単な切り口としては、顧客を性別で分けたり、年齢で分けたりすることがあげられます。
例えば、男性向け化粧品の販売を目的としたブログであれば、顧客を男性と女性で分けて、かつ年齢を20歳未満、20代、30代・・・と分けて考えることが有効そうだとわかります。
ターゲティング
ターゲティングとは、先ほど分類したセグメントのうち、どこに力を入れていくかを決めることです。
男性向け化粧品のケースでいうと、力を入れるべきセグメントは30代の男性というように特定します。
セグメンテーションとターゲティングはセットで考えることが多く、様々な切り口でセグメンテーションを行い、狙うべきターゲットを明確にしていくことが重要です。
ポジショニング
セグメンテーションとターゲティングの後に実施する作業はポジショニングになります。マーケティングの中でもポジショニングは大変重要な位置づけとなります。
ポジショニングとは、「自分のブログが他のブログとどこで差別化を図れているのか」、「読者に魅力を感じてもらえるポイントはどこにあるのか」を示すことです。
具体的な手法としては、自分のブログをアピールでき、かつ他のブログとの違いを視覚化できる2つの軸を決めます。例えば、世の中に存在するブログの多くが文字ばかりの記事を投稿していて、取り扱う商品も限定的であったとします。
ここで自分のブログが図解の多さと取り扱い商品の多さという特徴を有しているとすると、「図解の量」、「取扱商品の数」をいう2軸で他のブログとの関係性を明示することで、自分のブログのポジションを読者に訴求することができます。
ポジショニングのポイントは、顧客に対して重要な価値を提供できる軸を設定すること、顧客にとってわかりやすいメッセージとなる軸を設定することです。
マーケティングミックス
マーケティングミックスとは、製品(Product)、価格(Price)、流通チャネル(Place)、プロモーション(Promotion)の頭文字をとって4Pと呼ばれます。
これら4つの視点でマーケティング戦略を考えることで抜けもれなく有効な施策を打てるようになります。
ただし、ブログにおいては、価格や流通チャネルを考える必要のないケースがほとんどなので、このような手法があるんだくらいに捉えてもらってかまいません。
余裕のある方は、先ほど設定したポジショニングに従い、製品(ブログの各記事)の戦略を考えたり、プロモーション(ブログをどのように幅広い人に知ってもらうか)を考えて実践してみてください。
ブログにおけるペルソナとは
ペルソナという言葉を聞いたことがありますか?
聞いたことがあっても正確に意味を応えられる方は非常に少ないと思います。社会人の方でマーケティングを専門にしている方であってもペルソナの意味を正確に理解できている人は残念ながら少ないのが事実です。
しかし、決して難しいことではないので、マーケティングを専門としていない人でもこの記事を読み終われば完全に理解できるはずです。
商品開発におけるペルソナとは、買ってくれる特定の人のことです。もっと正確に言うと、ある特定の1人を指す言葉になります。
ブログで考えると、ペルソナとは記事を読んでくれるある特定の1人の読者です。
ここで重要なのが誰でも構わない1人ではないということです。特定の1人であることが重要です。
なぜなら、ペルソナを設定したら、その人に感情移入して、その人の気持ちで考えていく必要があるためです。
何を考えるのかというと、どんな記事だったら読みたいか。どんなブログだったらアクセスしたいかということです。
もし記事を恋人に読んでもらうことを狙うのであればペルソナはあなたの恋人そのものです。恋人がどんな記事を読みたがっているのか、妄想力を駆使して考え尽くすのです。
よく勘違いされることとして、ペルソナが複数の集団を指す言葉として捉えられている方がいます。しかし、繰り返しになりますがペルソナは1人です。
複数の集団を指すイメージを持たれる理由は、商品開発においては商品を多くの顧客に購入してもらう必要があり、最初からそこを目指していると勘違いしてしまうからです。
商品を開発する場合においても、まずはペルソナとして設定した特定の1人のニーズを正確に把握し、商品を開発していきます。
そして、実際に販売する際には、ペルソナに準拠する集団を設定し、その集団に対してコミュニケーションをしていきます。これにより多くの層の顧客にマーケティングを実施することができるのです。
ブログにおけるペルソナの設定手順/活用方法
ペルソナの設定は慣れないと少し難しい面がありますが、設定手順としては以下の通りかなりシンプルです。3番目以降はペルソナの活用方法になります。
- 誰に読んでもらうための記事なのかを決める
- 特定した人がどんな記事を求めているか徹底的に感情移入して妄想する
- ペルソナが求めている記事を真摯に作成する
- ペルソナの準拠集団にマッチする内容になるように必要に応じて微修正する
それぞれの手順を詳しく説明します。
誰に読んでもらうための記事なのかを決める
ペルソナを設定する第一歩は、これから書く記事をどんな人に読んでもらいたいのかを明確にすることです。大切なことは、具体的な特定の1人をイメージすることです。
例えばこの記事であれば、「ブログを始めて半年が経過し、ブログをもっと成長させていきたいと考えている30代の社会人(非マーケティング職)の男性」としています。
どんな人をイメージすればよいかを考えることが難しい場合は、先ほどご紹介したセグメンテーションとターゲティングを行い、狙う読者層を明確にするとイメージしやすくなります。
特定した人がどんな記事を求めているか徹底的に感情移入して妄想する
特定の1人を決めたら、あとはその人になり切って徹底的に妄想します。妄想する観点としては次の通りです。
- その人がどんな記事であれば読みたいと思うか
- その人がどんな検索ワードで記事を探すのか
- その人がどんな流れの記事であれば最後まで読んでくれるのか
ここを徹底的に考え抜くことで、その特定の1人が100%満足する記事を完成させることができます。
ペルソナが求めている記事を真摯に作成する
徹底的に妄想したらペルソナが求めている記事を作成します。ここでもブログであることは忘れないでください。
内容も大切ですが、結論を先に書くこと、結論の理由を明確にすること、理由の根拠を明確にすること。飛ばし読みでも内容を把握できるように重要な部分を太字にしたりマーカーを引いたりすること。
常に読者ファースト(ペルソナファースト)の精神を忘れずに記事を作成に取り組みましょう。
ペルソナの準拠集団にマッチする内容になるように必要に応じて微修正する
本来はペルソナに対してマッチした記事が作成できたら問題はありません。しかし、より多くの方に読んでもらえる記事にブラッシュアップできる点がないかを考えます。
方法としてはペルソナが属する集団(準拠集団)を設定して、その集団にとって価値のある記事になっているかを確認します。
このひと手間を加えることで、これまで実施してきたマーケティング手法の効果を更に高めることができます。
まとめ
ブログにおけるマーケティング手法とペルソナの設定方法や活用方法をご紹介しました。
ブログを始めたばかりの方、ブログを始めてしばらく経つけど思うようにアクセスが伸びない方にとっては意味のある情報だったのではないかと思います。
今回ご紹介した手法は慣れれば毎回あまり意識しなくても実践できる内容となっております。ぜひ、実践してみていつでも使いこなせるようにマスターしていきましょう。
ブログ運営に関して、こちらの記事にもまとめてありますので、興味のある方は合わせてご覧ください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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