共働きで在宅勤務ってどんな感じなんだろう。お互いが家にいるとストレスを感じそう・・・。
共働き在宅勤務のリアルを教えるね。メリットはあるし、ストレスを感じないコツもあるから安心して!
在宅勤務が急速に普及し、共働きの方はどちらも在宅勤務というケースも珍しくなくなりました。まだ共働きの在宅勤務を経験していない方は、実際どんな感じなのか気になりますよね。
共働き在宅勤務は自宅環境によっては結構苦労することになります。お互いが常に同じ空間にいることでストレスを感じやすくなるという問題もあります。
そこで共働き在宅勤務のリアルをお伝えするとともに、メリットとストレスを感じない共働き在宅勤務のコツをご紹介します。
- 共働きで在宅勤務をしなくてはいけない方
- 共働きの在宅勤務でストレスを感じないコツを知りたい方
共働きの在宅勤務のリアル。メリットとストレスを感じないコツ
1人で在宅勤務というだけでもいままでと異なる働き方なのに、共働きで在宅勤務ってどんな感じなんだろう。そんな疑問にお答えしていきます。
共働き在宅勤務のリアル
わが家では新型コロナウイルスが流行し始めた2020年3月から共働き在宅勤務が開始しました。また、同じ会社の同僚や知りあいにも共働き在宅勤務の方はたくさんいます。僕自身の経験と周囲からのヒアリングした結果から導かれた共働き在宅勤務のリアルは次の通りです。
- 部屋が複数ないとかなり厳しい
- 同じ会社同士の共働き在宅勤務は比較的やりやすい
- 家事をシェアすることで従来よりもお互いに充実した生活を送れる
- 若い世帯は楽しめる
部屋が複数ないとかなり厳しい
夫婦の仲がいいとか悪いとかは関係なく、共働き在宅勤務で使える部屋が1つだけだとかなり厳しいです。
普通にパソコンに向かって作業をしているだけならそこまで問題はありません。しかし、電話やWeb会議があると厳しくなります。2人が同時に電話やWeb会議になった場合には音声が渋滞してしまうためです。対策しないと会社のメンバーにも迷惑がかかってしまいます。
同じ会社同士の共働き在宅勤務は比較的やりやすい
職場結婚をした共働き在宅勤務の場合は、会社のルール(始業、終業、在宅勤務の方法など)が全く同じなので仕事のリズムを完全にあわせることができます。仮に職場が違っていて実際の仕事内容は全く別でも、仕事の進め方は似たような傾向になりやすいのでその点でもやりやすさを感じられます。
しかし、異なる会社での共働き在宅勤務だと、職種によってはうまくいきません。会社のルールが厳しい場合は在宅勤務中も監視されるような勤務形態になることも少なくないので、相手にもやりにくさを感じさせる原因になってしまいます。
家事をシェアすることで従来よりもお互いに充実した生活を送れる
共働きの場合は家事の分担も重要です。全てを妻に任せていい時代は過ぎ去りました。夫ができることをどれだけやれるかで家庭の満足度が大きく左右されます。
通常勤務の時は平日は帰宅の早いほうが家事比率が高くなってしまうことは仕方のないことです。しかし、共働き在宅勤務になったことで完全平等に家事分担が可能になりました。
夫婦で話し合って家事シェアの仕組みを作ることで生活を充実させることが可能です。
若い世帯は楽しめる
子どもがいない若い夫婦、子どもが小さくて保育園に通わせている夫婦のように若い世帯であれば在宅勤務は楽しむことができます。家に夫婦で長く一緒にいれることだけで楽しい頃ですからね。
一方で子どもがある程度大きくなった世帯では、お互いに同じ空間に長くいることがストレスの要因になるケースも多いようです。
共働き在宅勤務のメリット
共働き在宅勤務のメリットは次の通りです。
- サボり防止になる
- 相手の働いている姿を見ることで刺激になる
- 家事をシェアしやすい
- 2人の時間を長く作れる
サボり防止になる
在宅勤務のメリットでもありデメリットでもあることは「仕事中の姿を誰にも見られない」ことです。要するにサボっていてもばれる心配がないため、心に余裕が生まれてしまうということです。
しかし、共働き在宅勤務の場合は、夫婦とはいえ同じ空間に仕事をしている人がいるため、サボるということに対しての抑止力が生まれます。
1人だとついつい自分を甘やかせてしまうという方には共働き在宅勤務はおすすめです。
相手の働いている姿を見ることで刺激になる
夫婦で違う会社に勤めている場合、お互いの働いている姿を見る機会はほとんどありません。しかし、共働き在宅勤務では相手の働いる様子を見ることができます。
仕事をしている姿はかなり新鮮なのでお互いに良い刺激を受けることができます。ただし、仕事があまりにもできない姿を見られて幻滅されてしまう可能性もあるので注意が必要です。
家事をシェアしやすい
共働き在宅勤務の場合は終業した瞬間から家事に着手できます。会社から家に帰る時間がゼロになるってすごいですよね。
従来の働き方の場合は、早く帰宅したほうが夜ご飯の準備をしたり子どもの面倒を見たりしているというご家庭が多いと思います。しかし、共働き在宅勤務であれば完全に家事を分担することができます。夫婦で役割を決めてきちんと分担することでお互いに有意義な時間の使い方ができるようになります。
2人の時間を長く作れる
従来であれば出勤、帰宅をしている時間、昼休みなど本来は2人が別々に過ごしていた時間に「2人の時間」を作ることができます。これを上手に活用できれば夫婦にとってかなり貴重な時間になります。
これまで話し合うことがなかった将来の計画やプライベート旅行などの計画。いくらでも話し合う時間が作れます。
せっかく共働き在宅勤務ができる環境下にいるのであれば上手に活用しないともったいないです。
共働き在宅勤務のデメリット
共働き在宅勤務のデメリットは次の通りです。
- 電話や会議中は部屋を変える必要がある
- 1人の時間を作れなくなる
- 在宅勤務環境が2人分必要になる
電話や会議中は部屋を変える必要がある
共働き在宅勤務のデメリットとして「電話や会議中は部屋を変える必要がある」ことがあげられます。
1人の在宅勤務であれば同じ部屋で集中して仕事をこなすことが可能です。しかし、共働き在宅勤務の場合は、部屋の数がたくさんあってお互いに常に個室を確保できるなら問題ありませんが、そうではない場合、電話や会議になるたびに部屋を移動しなくてはいけません。
これって意外と面倒です。
1人の時間を作れなくなる
共働き在宅勤務のメリットとして2人の時間をたくさん作れることをあげました。しかし、その逆に1人の時間を作れなくなるというデメリットが生じます。
従来の場合ですと、少なくとも通勤時間は1人になることができました。このように1人になる時間ってなくなって初めてその貴重さに気づかされます。
在宅勤務環境が2人分必要になる
快適な在宅勤務にはいろいろとアイテムが必要です。例えば机や椅子は勿論のこと、ディスプレイやマウスなどもそうです。
1人の在宅勤務であれば1セットあれば問題ありませんが、共働き在宅勤務だと2セット必要になります。勿論、共有して使う手やどちらかは妥協する手もありですが、2人分揃えるとなるとそれなりに投資が必要になります。
共働き在宅勤務でストレスを感じないコツ
共働き在宅勤務でストレスを感じないコツの前に、そもそもなぜストレスを感じるのかを明確にしておきましょう。どのようなことでもコツの前に原因を抑えることが大切です。
共働き在宅勤務でストレスを感じる原因
共働き在宅勤務でストレスを感じる原因は次の通りです。
- そもそも同じ空間にずっといることが苦痛
- 相手のパソコンのキーボードの打ち込み音がうるさい
- 家事の分担でもめる
- 1人になる時間がとれない
そもそも同じ空間にずっといることが苦痛
普段同じ空間にいるのと、仕事中に同じ空間にいるのとでは若干異なります。普段から同じ空間にいるだけでストレスを感じられる方は別居を検討したほうがよいかも・・・。
仕事中に同じ空間にいることでストレスを感じやすい傾向は、仕事とプライベートを完全に切り分けたい方に多くみられます。
共働き在宅勤務で同じ空間にいると仕事とプライベートの切り分けが曖昧になりがちです。そこにストレスを感じるという方は意外と多いです。
相手のパソコンのキーボードの打ち込み音がうるさい
職場でもキーボードを打つ音のうるさい人が近くにいると気になりますよね。それが自宅の静かな環境で聞こえてくるので、そこまで大きくなかったとしても耳に入り続けてくるので少しづつストレスが貯まる恐れがあります。
家事の分担でもめる
共働き在宅勤務だとこれまでの家事の分担を見直さなくては平等ではありません。しかし、どちらかが非協力的な場合は、協力してもらえない側にストレスがかかります。特に夫が「家事は女性がやるもの」という認識を持っている場合は注意が必要です。
1人になる時間がとれない
共働き在宅勤務のデメリットである「1人になる時間がとれない」ことはストレスがたまる原因です。
もともと1人の時間を大切にしている人、1人が好きな人に多く見られます。新型コロナウイルスで外出自粛が必要な状況も含めて1人になる時間が取りにくくなっているため注意が必要です。
共働き在宅勤務でストレスを感じないコツ
簡単な話しですが、共働き在宅勤務でストレスを感じる原因を解消すれば、ストレスを感じなくてすみます。
- 仕事をする空間を分ける
- 家事の分担を見える化する
仕事をする空間を分ける
共働き在宅勤務でストレスを感じなくする際にもっとも効果的なことは「仕事をする空間を分ける」ことです。
仕事の空間を分けることさえできれば、先ほどお伝えした以下のデメリットを一気に解決できてしまいます。
- そもそも同じ空間にずっといることが苦痛
- 相手のパソコンのキーボードの打ち込み音がうるさい
- 1人になる時間がとれない
家が広くて部屋があまっている場合は簡単に部屋を分けられるので問題ありません。しかし、現実問題分ける部屋がないということも多いです。では、どうするか。
それは、仕切りで囲ってしまえばOKです。
パーテーションで囲うもよし、パーテーション付きデスクを購入するもよし、ダンボールで個室を作ってしまうもよしです。
僕のおすすめは個人用ダンボール防音室「だんぼっち」です。これを1人分購入して部屋に設置すれば2人が完全に独立した空間で作業できます。音も漏れませんのでキーボード音や電話、Web会議の声も遮断することが可能です。
家事の分担を見える化する
家事の分担でもめる原因は、役割をきちんと見える化していないためです。暗黙の了解で料理は妻、掃除は夫・・・。のような分担をしている方が多いはず。これってお互いが勝手に役割を頭の中で構築しているだけに過ぎないので、いろいろとトラブルの元になります。
例えば、妻としては掃除は夫の役割だと思っているとしましょう。しかし、夫としては掃除は妻の役割という認識のもと、手伝ってあげているという認識かもしれません。そうすると夫が掃除をしない場合に妻としては不満に感じることになりますが、夫としては何一つ悪気はないということになります。
この状態を回避するためにもお互いの役割を見える化しておくことが重要です。エクセルで家事を羅列して夫と妻の役割分担を明記して印刷して見える場所に貼っておきましょう。
その際に以下のように曜日別で役割分担をすることがおすすめです。お互いに不満が生じないようにしっかりと話し合ってきめましょうね。勿論日によっては仕事の都合でできない日もあるはずです。その場合は交換システムというのも運用する前に決めておいてくださいね。
まとめ
共働き在宅勤務のリアル、メリット、ストレスを感じないコツをお伝えしました。
新型コロナウイルスが収束したとしても、今後在宅勤務の機会は増えていきます。それは間違いありません。
いまは夫婦のどちらかのみが在宅勤務というご家庭においても、近いうちに共働き在宅勤務になる可能性があります。お互いの仕事のパフォーマンスを落とさずに在宅勤務を上手く活用するためにも準備しておきましょう。
在宅勤務を楽しむコツや在宅勤務に関するお役立ち情報はこちらの記事にもまとめてありますので、興味のある記事はあわせてご覧ください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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