補助輪付き自転車を子どもに買ってあげようと思ってるけどどうかな・・・。
子どもに早く自転車に乗れるようになってほしければ補助輪付き自転車には乗せないほうがいいよ。理由を説明するね!
昭和や平成初期の頃は、自転車に乗れるようになるためには補助輪付き自転車を経験するということが当たり前でした。
あなた自身も補助輪付き自転車を経験しているなら、あなたの子どもにも同じく補助輪付き自転車に乗せたくなるかもしれません。
しかし、子どもに早く自転車に乗れるようになってほしいのであれば、補助輪付き自転車に乗せることは絶対におすすめしません。
なぜ補助輪付き自転車に乗せるべきではないとかという理由をお伝えします。
- 早く自転車に乗れるようになるには補助輪付き自転車に乗るべきではない理由を知りたい方
- 補助輪付き自転車をおすすめしない理由を知りたい方
早く自転車に乗れるようになるために最も重要なこと
早く自転車に乗れるようになるために最も重要なことは何だと思いますか?少し考えてみてください。
答えは・・・「自転車に楽しんで乗ること」、もっと正確に言うと「自転車に乗れるようになるまでのステップを楽しむこと」です。
自転車に乗れるようになるためのステップは時代の流れで次のように大きく変化してきました。
- 三輪車
- 補助輪付き自転車
- 自転車
- チャレンジバイク
- 三輪車
- キックバイク
- 自転車
どこが違うかは一目瞭然ですよね。平成後期~令和では、三輪車の前にチャレンジバイクというステップが増え、補助輪付き自転車がキックバイクに置き換わっています。今回の話しで最も重要なポイントは、補助輪付き自転車がキックバイクに置き換わっているということです。
補助輪付き自転車に乗せてはいけない理由
自転車に早く乗れるようになるためには補助輪付き自転車に乗せてはいけない理由は次の通りです。
- 補助輪がうるさいため自転車に乗らなくなる
- 周囲に補助輪付き自転車に乗っている子どもが少ないので乗りたくなくなってしまう
- 補助輪に慣れてしまうと2輪でのバランス力が失われてしまう
先ほども説明した通り、自転車に早く乗れるようになるためには「自転車に乗れるようになるまでのステップを楽しむこと」が大事です。
大人になってからもそうですが、人は何かを身につけるときには楽しんで取り組める方が、楽しまずに取り組むよりも早く成長できます。
子どもの場合はその影響がより強く出ます。大人であれば楽しくなくてもやらなくてはいけないことを理解して取り組めます。しかし、子どもは楽しくないことはそもそも継続できません。
楽しさが失われるという点では先ほどあげたなかの2点が問題となります。
- 補助輪がうるさいため自転車に乗らなくなる
- 周囲に補助輪付き自転車に乗っている子どもが少ないので乗りたくなくなってしまう
それぞれ詳しく説明しますね。
補助輪がうるさいため自転車に乗らなくなる
補助輪付き自転車でコンクリートの上を走るとカラカラと音が鳴ります。
この音に対する感情は子どもの性格にもよりますが、音が鳴って楽しいと感じる子どもよりも、音がうるさいと感じる子どものほうが多いようです。
音がうるさいと感じる子どもは、この音が原因で補助輪付き自転車に乗りたがらなくなってしまいます。
当たり前ですが補助輪付き自転車に乗った以上、これに慣れないと補助輪を卒業して普通の自転車に乗れるようになる日は一向に訪れません。
周囲に補助輪付き自転車に乗っている子どもが少ないので乗りたくなくなってしまう
現代においては、多くの子どもが補助輪付き自転車に乗ることなく自転車に乗るようになっています。しかし、決して補助輪付き自転車に乗る子どもがいないというわけではありません。
ですが、補助輪付き自転車に乗っている子どもの数がものすごく少なくなっていることも事実です。
子どもは友達と一緒なら楽しんで続けられますが、1人だと続けられません。
周囲の友達に補助輪付き自転車に乗っている子がいないと、自分だけ補助輪付き自転車に乗っていることを恥ずかしく感じてしまい乗るのを嫌になってしまいます。
昔はみんなが補助輪付き自転車に乗っていたので全く気にすることではありませんでした。しかし、現代においては周りの友達が誰も補助輪付き自転車に乗っていないことも親が想定してあげる必要があります。
補助輪に慣れてしまうと2輪でのバランス力が失われてしまう
こちらは、キックバイクに乗っていた場合のみ当てはまります。キックバイクに乗っていたにも関わらず、親が補助輪付き自転車に乗せてしまうと、せっかく養われた2輪でのバランス感覚を失うことになってしまいます。
キックバイクに乗せたのであれば補助輪付き自転車はスキップして、いきなり自転車に乗せるようにしましょう。そうではないとせっかく自転車へのフリーパスを手に入れたのに補助輪付き自転車に乗せることで遠回りになってしまいます。
昔は誰もが補助輪付き自転車に乗っていた理由
補助輪付き自転車には乗せてはいけない理由はこれまで説明した通りです。ちなみに、なぜ昔(昭和や平成初期の頃)は誰もが補助輪付き自転車に乗っていたのでしょうか。
僕が子どもの頃は、自転車に乗れるようになる前には誰もが補助輪付き自転車に乗っていました。補助輪付き自転車に乗らずにいきなり自転車に乗れるようになる子どもなんてほとんどいなかったはずです。
それはなぜでしょうか。答えは、補助輪付き自転車の前に乗っていた乗り物が三輪車だったからです。
三輪車と自転車では車輪の数が違いますし、車高も全然違います。三輪車ではペダルをこぐ練習はできますが、2輪でバランスをとる練習は一切できません。
そのため、三輪車を卒業していきなり補助輪のない自転車には乗れなかったのです。
こればかりは運動神経とかの問題ではなく、ツールの問題といえます。
現在は自転車の前に乗っている乗り物は三輪車ではなく、キックバイクに置き換わってきています。
キックバイクはペダルはありませんが、2輪です。キックバイクに乗ることで2輪でのバランス感覚が鍛えられます。
自転車はペダルをこげないと前には進めませんし、前に進まないとバランスがとれません。そのため、最も重要なことはペダルをこぐという動作だと思われがちです。
しかし、実は最も重要なことは2輪でのバランス感覚です。ペダルをこげなくても足で地面を蹴って前に進んだときには2輪のバランス感覚があれば両足を浮かせても転ばない状態でキープできますよね。
キックバイクを経験することでこのバランス感覚を完璧に身につけることができます。そのため、最近では補助輪付き自転車に乗る子どもが減ってきているというわけですね。
まとめ
早く自転車に乗れるようになるためには、補助輪付き自転車に乗ってはいけない理由を説明しました。ご理解いただけたでしょうか。
子どもに早く自転車に乗れるようになってほしいのであれば、自転車の前のステップとしてキックバイクを選択しましょう。
子どもに最速・最短で自転車に乗れるようになってもらうための戦略を知りたい方はこちらの記事が参考になるはずです。ぜひあわせてご覧ください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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