
ベースって指で弾いたりピックで弾いたりするみたいだけど、どっちから練習すればいいんだろう・・・。



そこはみんなが悩む点だね。どっちから練習するべきかは人それぞれだよ。選び方のポイントを教えるね!
エレキベースを始めるときに必ず悩むことといえば「指弾きとピック弾きのどっちから練習すればいいのか」ということです。
これはベースを始めた人が誰もが通る道なので至って普通の感覚です。
ベースをやるのであれば最終的には指弾きもピック弾きもできるようになるべきです。そのほうが演奏の幅が広がりますし、音に対する感覚も養われるためです。
そうはいっても同時に練習するわけにはいかないので、まずはどちらから練習するかを決めなくてはいけません。
では、どうやって指弾きとピック弾きのどっちから練習を始めるかを決めればよいのでしょうか。
答えは、好きなほうから練習すればいい!です。
まぁこれだけだと結局決められなくて困ってしまうので、選び方のポイントを紹介します。
- ベースの練習は指弾きとピック弾きのどっちから始めればいいか知りたい方
- ベースを指弾きとピック弾きのどっちから始めるかを選ぶ観点を知りたい方
ベースは指弾きとピック弾きどっちから練習すればいいの?の答えを解説


ベースを「指で弾く」か「ピックで弾く」かはベーシストにとって永遠のテーマです。何年もベースと向き合うことでしか答えは見つけられません。
とはいえ、ベース初心者としてはまずは指弾きかピック弾きのどちらかを練習するしかありません。さて、どっちから始めますか?
結局、好きなほうから始めればいいんですが、それだと決めかねると思いますので選び方の観点をご紹介します。
ポイントは次の通りです。
- 自分の好きなバンドのベーシストの奏法で選ぶ
- コピーしたい曲を弾いている人の奏法で選ぶ
- 憧れのベーシストの奏法で選ぶ
- 今後ギターにも挑戦していきたいかで選ぶ
- スラップ(チョッパー)奏法に興味があるかで選ぶ
- 道具を可能な限り減らしたいかで選ぶ
自分の好きなバンドのベーシストの奏法で選ぶ
好きなバンドがいれば、好きなバンドのベーシストの奏法に着目してみてください。
もしかしたら曲によって指弾きとピック弾きを使い分けているかもしれませんが、メインにしている奏法があるはずです。
好きなバンドのベーシストが指弾きをメインにしているのであれば、最初は指弾きから練習しましょう。
好きなバンドのベーシストがピック弾きをメインにしているのであればピック弾きから練習しましょう。
単純な選び方ですが、好きなバンドの曲は遅かれ早かれ弾いてみたくなるものなので、最初のうちから好きなバンドのベーシストの奏法で練習しておくほうが楽しめますよ。
コピーしたい曲を弾いている人の奏法で選ぶ
ベースの練習を教則本でやる人、理論の勉強から始める人、好きな曲のコピーから始める人。さまざまです。
好きな曲のコピーからベースの練習を始めようと思っている方は、その曲を弾いているベーシストがどの奏法なのかを調べてみましょう。
コピーしようとしている曲を弾いているベーシストが指で弾いているなら練習も指弾きからやればいいし、ピックで弾いているならピック弾きから練習してみればいいんです。
憧れのベーシストの奏法で選ぶ
ベースを始めるまでは憧れなベーシストはいないかもしれません。しかし、ベースをやっているうちに色々なベーシストのことを知り、いずれは憧れの存在が見つけるはず。
最初から憧れのベーシストがいた方は勿論、途中で憧れのベーシストが見つかった方は、憧れの人の奏法で練習していくことをおすすめします。
憧れている人がいる場合、その人のバンドの曲の練習から始めたくなるので、先ほどご紹介した事例に合致してくるかもしれません。それこそ、憧れている人のメインとしている奏法から練習するべきですよね。
今後ギターにも挑戦していきたいかで選ぶ
これまでご紹介した方法とは少し考え方が異なる観点をご紹介します。それは、ベースだけでなくギターにも挑戦するつもりがあるかどうかです。
ベースと違ってギターは基本的にはピック弾きになります。有名なギタリストの雅のようにエレキギターでも指弾きをする人はいますが、99%はピック弾きです。
今後ギターにも挑戦したいのであればベースもピック弾きで練習しておくことがおすすめです。実際にはピッキングの感覚はギターとベースで全く異なりますが、そうはいってもギターを弾くときに多少は活かすことができます。
全くピック弾きをしたことのない人よりもベースでピック弾きができる人のほうが早くギターに慣れることができます。
スラップ(チョッパー)奏法に興味があるかで選ぶ
ベースの奏法は正確には指弾きとピック弾き以外にスラップ(チョッパー)奏法というものがあります。
スラップ奏法とはチョッパーとも呼ばれ、指で弦をはじいたり親指で弦を叩いたりして音を出す弾き方です。
スラップ奏法がやりたくてベースを始めるという人がいるくらい実は人気のある奏法なんです。
スラップ奏者として有名なのはRed Hot Chili Peppers(通称レッチリ)のベーシストであるフリーや、マキシマムザホルモンのベーシストである上ちゃんです。
もしスラップ奏法に興味がある方は迷わず指弾きから練習しましょう。スラップ奏法の基本は指弾きですからね。
ピックで弾いている途中にスラップする人もいますが、ピックを放り投げるかピックを持ったままなのでかなり指の制約があるなかでのスラップしかできません。やはりスラップをやるなら指弾き1択です。
スラップ奏法のおすすめ練習曲を探している方はこちらにまとめたのであわせてご覧ください。


道具を可能な限り減らしたいかで選ぶ
ベースの練習に必要な道具を可能な限り減らしたいという考えであれば指弾きで決まりです。
ピックという道具が不要になりますからね。
必要なのはベースのみ。冗談みたいに聞こえますが、実際にベースと体だけあればいいというのが好きで指弾きを選んでいるベーシストって多いですよ。
そんな機会があるかはわかりませんが、どこかで急にベースだけ渡されてピックがなかった場合でも、指で弾けちゃうととかっこいいですしね。
どのくらい練習したら奏法を切り替えればいいか
ベースの練習を指弾きで始めようがピック弾きで始めようが最終的にはどちらもできるようになってく必要があります。冒頭でお伝えした通りですね。
では、どのくらい練習したら奏法を切り替えればいいのでしょうか。
僕のおすすめとしては、コピー曲を1曲どちらかの奏法で完璧に弾けるようになったら、奏法を切り替えて同じ曲を再度練習することです。
理由は曲を覚えなおす必要がないためです。
初心者のうちは曲の進行を覚えるだけでも結構大変です。何度も何度も繰り返し弾くことでしか解決しません。
2、3曲弾けるようになってから奏法を切り替えてみるという手もありですが、その頃には1曲目に練習した曲を微妙に忘れ始めているはずです。
これを再度覚えなおしてから奏法を切り替えるというのは非効率ですし、練習のモチベーションも下がってしまいます。
例えば初めは指弾きを選択したとすれば、1曲を指弾きで完璧に弾けるようになったら、そのまま同じ曲をピック弾きで練習してください。こうすることで曲を覚えなおすという作業は絶対に発生しません。効率よくピック弾きの練習に集中することができます。
もちろん、指弾きを極めることに重きをおくのであれば、半年くらいは指弾きのみひたすら練習するのもありです。気分転換としてピック弾きもちょこちょこ練習するくらいでも構いません。
どちらかの奏法を極限まで極めるというベーシストも意外と多いですよ。有名な人でいうとRIZEのベーシストのkenkenですね。kenkenは指弾きを極限まで極めた結果、指弾きなのにピック弾きでもしているかのような音を出せるようになっています。
ベーシストとしては指弾きもピック弾きも満遍なく対応できるほうが需要は高まりますが、どちらかに特化できるのであればそれはそれで需要は高まります。
まとめ
ベースの練習を指弾きとピック弾きのどっちから始めるべきかというテーマで解説しました。こんなことをいうと元も子もありませんが深く考えずに直観で選べばいいんです。
大事なことは指弾きもピック弾きもどちらもある程度は弾けるようになることです。そうすることで自分の好きな音を見つけられますし、どういう弾き方をすればどんな音を出せるのかという気づきも得られます。
最後になりますが、どっちから始めるかを決めたらいよいよ実践あるのみです。ベース初心者におすすめの練習曲をお探しの方はこちらの記事もあわせてご覧ください。


以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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