子どもを保育園に通わせないといけないんだけど、選ぶポイントはあるのかな・・・。
保育園はしっかりと選んであげないとダメだよ!入園させてから後悔しないためのポイントを教えるね!
最近は共働き世帯やシングルマザー/ファザー世帯が増えています。近所に祖父母や頼れる親戚がいれば仕事中に子どもを預かってくれるかもしれませんが、多くの方は子どもを保育園に通わせなければいけませんよね。
日本では少子化が進んでいますが、昔に比べて保育園の需要は増えています。一方、施設や保育士の数は不足しています。そのため、待機児童が社会問題になるなど、保育園に子どもを入れるだけで大変な時代になってしまいました。
そうなると、「とにかく入れればどこでもいい」という考えの方も増えていると思います。
保育園に入れないことには仕事ができないので、どこでもいいから入れたいという気持ちは理解できますが、そうは言っても保育園は慎重に選ばないと絶対に後悔することになります。
「保育園はどこでも同じ」ってことは絶対にあり得ないですよ!
入園後に後悔しても手遅れの場合が多いです。そうならないために保育園は適当に選ばないほうがよい理由、保育園選びで抑えておくべきポイントをお伝えします。
子どものためにやっておくべきことと、親である自身のためにやっておくべきことに分けて説明しますね。
- 保育園の選び方のポイントを知りたい方
- 保育園選びの必要性を理解したい方
1. 保育園をしっかりと選ばないと後悔することになる理由
まずは、保育園を選ばないと後悔することになる理由からお伝えします。後悔することになる観点として大きく次の2点があげられます。
- 子どもの安全面
- 子どもの教育方針面
子どもの安全面
子どもがいる方は自然と子どもの事故に関するニュースに敏感になっていると思います。残念ながら保育園での事故も耳にする機会があるはずです。昼寝中の窒息事故や保育士による虐待など子どもに様々な危険が潜んでいます。
保育園は大きく分けて国が定める基準を満たしている「認可保育園」と基準を満たしていない「認可外保育園」があります。一概には言えませんが、多くの場合「認可保育園」のほうがしっかりとしていて安全な場合が多いです。
勿論、「認可外保育園」もしっかりとしていて人気のある施設もあります。重要なのは、子どもを安心して預けられる保育園なのかを親の目でしっかりと確認してあげることです。
子どもの教育方針
子どもを保育園に預けるのが初めての方は意外に感じられるかもしれませんが、保育園によって教育方針は全く異なります。
僕も保育園選びを始めるまでは全然知りませんでした。実際には、規律を大切にする園、自然な環境で伸び伸びと成長させることに重きを置く園、室内ではオムツのみで裸で生活させる園、など様々あります。
まだ子どもが小さいので具体的にどのように教育していくかは明確にできていないことも多いと思いますが、ある程度どんな子に育ってほしいのかは考えた上で、その方針に近い考えを持った保育園を選んであげるほうがよいでしょう。
保育園選びのポイント|子どものために編
それでは、保育園選びのポイントに話題を移していきましょう。まずは、子どものためにやっておくべきことをお伝えします。
教育方針をある程度明確にすること
あなたが保育園に求めることは何ですか?仕事中に子供を安全に預かってくれることでしょうか。元気に遊ばせておいてもらうことでしょうか。
きちんと考えてみると人によって考え方は違ってくるはずです。とにかく自然と触れ合う機会を増やして外で元気に遊ぶ子に育てたいのか、集団での規律を教えて礼儀正しい子に育てたいのか、はたまた音楽や美術と触れ合う機会を増やして芸術の才能を育てたいのか。
保育園の時からそんなことまで考える必要ある?と思われるかもしれませんが、子どものためにはきちんと考えてあげる必要があります。
保育園は長ければ5年も通うことになります。5年ってほとんど小学校と同じ期間ですからね。保育園で過ごす期間が将来に影響しないわけありません。
まずは、どんな風に育てていきたいのかをある程度イメージしておきましょう。そうしないとどの保育園の教育方針にマッチしているのかを判断できません。
候補となる保育園の教育方針をしっかり把握すること
教育方針をある程度固めたら、次は候補となる保育園の教育方針を確認していきましょう。
教育方針を確認するには、インターネットで検索したり、実際に見学に行ったり、実際に通っている方に聞いてみたりする方法があります。
ある程度情報を集めたら、保育園は子どもを預かってくれるだけでどこも大差がないと思っていたことが大間違いということに気づくでしょう。そうなんです。保育園によって教育方針って全然違うんですよね。
元気に遊びまわることを大事にしている園。食育に力を入れていて食べるということに重きを置いている園。規律を重んじている園。どの園がよいかを判断するにはまずはご自身が子供にどんな教育を望んでいるかを明確にしておく必要性がわかってもらえると思います。
保育園選びのポイント|親自身のために編
続いて、親自身のためにやっておくべき保育園選びのポイントです。
必要になる持ち物を確認しておくこと
保育園によって準備しなければいけない物が異なります。基本的には仕事で忙しいから子どもを保育園に預けるのに、やたらと準備が大変な保育園がたくさんあります。
準備が必要になる持ち物として多いのは、手提げ鞄、オムツ入れ、靴入れ、着替え入れ、布団カバー、などなどです。また、同じものが必要でも、市販品を指定される場合や手作りが必要とされる場合なども変わってきます。
色々と準備しなくてはいけないだけでも大変なのに手作りまで要求されると入園する前からかなりの負担になります。何を準備しなくてはいけないかは事前に確認して把握しておきましょう。
持ち帰りになる物と頻度を確認しておくこと
保育園によって持って帰らなければいけない物は全く異なります。
また、持ち帰る物が同じでも持ち帰る頻度が異なります。
例えば、毎週金曜日にシーツを持ち帰って洗濯して月曜日にまた持って行かなくてはいけない園もあります。オムツも園で捨ててくれる所もあれば全て持ち帰らされる園もあります。
持ち帰る物が多くて頻度が高いほど当たり前ですが負担になります。特にかさばる物を毎週持ち帰りになると、子供を連れて行くだけで大変なのに荷物まであると自転車に乗るのが難しいケースも出てきます。
そんなはずじゃなかったと思わなくていいように事前に確認しておきましょう。
保護者が参加する必要のあるイベントを確認しておくこと
イベントを盛んにやってくれる園は楽しそうでよいというメリットもありますが、平日に頻繁に保護者の参加を要請される危険もあります。
親であれば子どものイベントには参加したいと思う方も多いと思いますが、平日は仕事があるからこそ預けているのに仕事を休まなくてはいけないくなっては元も子もありません。
勿論、大抵は参加できなくてもなんとかなるものですが、他の子どもの親は来ているのに自分の親だけ来ていないと子どもに寂しい思いをさせてしまいます。
ご自身の仕事の状況次第ですが、イベント参加が負担になったり、イベント自体があって参加できないことで心苦しくなりそうであれば、そもそも親の参加が必要なイベントの少ない保育園を選んでおくほうがよいでしょう。
車での送迎が可能かを確認しておくこと
普段は自転車か徒歩で送り迎えするという方であっても車での送迎が可能かは事前に把握しておきましょう。
先ほど説明したように多かれ少なかれ持ち帰りになる荷物は発生します。もし、大きな荷物を毎週持ち帰ることになる保育園だと、普段は自転車でもよいですが、その時だけはどうしても車がないと無理な場面も想定されます。
また、もし一人目の子どもの保育園を探している方は、二人目が生まれたときのことも考えておいたほうがよいです。
今後、二人目が生まれることになって今と同じく仕事を続ける場合、保育園に預けることになりますよね。そうすると入れるかどうかはわかりませんが、一人目と同じ保育園に入れたくなるはずです。そりゃ同じ保育園に送り迎えするほうが楽に決まってますからね。
そうすると、一人であれば自転車や徒歩での送迎が可能だったのが、二人になって荷物も倍になるとそれができない場合も出てくるはずです。
そうなったときに車が使えない保育園でも許容できるのかどうかはしっかりと考えておく必要があります。
兄弟姉妹ができたときのことを考えておくこと
先ほども少しお話しましたが、今後兄弟や姉妹ができたときのこともしっかりと考えておきましょう。
必要な荷物や参加が必要なイベントなど同じ園に2人通わせるとそれぞれ倍になってきます。そうなっても仕事を継続しながら通わせることができるのかは非常に重要なポイントになってきます。
通わせるのが困難になってきて結局仕事をやめることになってしまっては意味がないですからね。
まとめ
保育園入園後に後悔しないためにやっておくべきことを、子どものためという観点と、親自身のためという観点でお話ししました。
保育園なんてどこかに入れてしまえばなんとかなると考えている方は、本当にそれでいいのかを改めて考えてもらうほうがよいと思います。
こんなことになるとは思っていなかったってことになってからでは手遅れですからね。
- 保育園を決める前に教育方針を明確にしよう
- 教育方針にマッチした保育園を見つけよう
- 親の負担になりそうな条件はあらかじめ把握しておこう
- 今度二人目を同じ園に入れることになった時のことも想像して考えておこう
認可保育園に入るために親ができることを知りたい方はこちらの記事が参考になります。やれることはすべてやって後悔しないようにしておきましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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