誰から見ても仕事ができるけど、出世する様子は見られない先輩がたくさんいるのよね・・・。
仕事ができるのに出世しない人はアピールが下手なことが原因だね。成果をあげるだけでなく、その成果を上司に認識してもらうことが重要だよ!
日本人は自己アピールが苦手な人種とよく言われます。生きていく上で謙虚さや、周りをたてることは大切なことです。
しかし、社会人として成功を収めるにはそれだけではいけません。いけないというのは言い過ぎかもしれませんが必ず損をします。
では、社会人として成功を収めるために必要なことはなんでしょうか?
それは、自己アピール力です。
アピールなんてしなくても成果さえ出していれば評価されるに決まってる、それで評価されないなんて上司が悪いという考えの方も多いと思います。
僕も社会人に成りたての頃は成果さえ出せばよいという考えを持っていました。しかし、このような考え方をしていては単純に自分が損をしていることに気がつきました。
なぜならアピールしないと伝わらないことがほとんどだったためです。では、損しないためにはどうすればよいのかということをお伝えします。
- 仕事で自己アピールが必要になる理由を知りたい方
- 自己アピールが苦手だとどんな損をするのか知りたい方
仕事ができてもアピール下手は損。昇進昇格の鍵は自己アピール
あなたの仕事を評価するのはあなたの上司です。上司にはあなたを含めてたくさんの部下がいます。そして上司の仕事はあなたを評価することだけではありません。
あまり意識することはないと思いますが、これってかなり重要な事実なんですよ。
つまり、上司があなたの仕事っぷりを100%把握できるなんてことはありえません。
そのため、どんなにいい仕事をして成果を出していたとしても上司から見えるのはほんの一部なんです。
では、どうすればいいか。
それは勿論、自分で自分の成果を上司にアピールするのです。
日本人はアピールすることが悪と考える傾向が強いです。特に出世欲が強くない人にとっては自己アピールしようなんていう考えすらないのではないでしょうか。
しかし、それで損をするのはあなた自身です。成果をあげたのであれば誰でも正当な評価を受ける権利があります。
その権利を主張しないのは本当にもったいないです。
成果をアピールするところまでが仕事です!
社会人として成功するための要素
少し脱線しますが、社会人として成功するためには何が必要なのかを考えてみましょう。
そのためには社会人としての成功とは何かを定義する必要があります。ここでは以下とします。
- 昇進して同期よりも高い地位につくこと
- 同期よりも早く昇進して高い給与を得ること
- 自分のやりたい仕事に取り組めること
このように書き出してみると、少し見えてきますよね。
これらの成功を手に入れるには仕事の成果を上司に認めてもらう必要があります。
昇進は勿論、自分のやりたい仕事に取り組むには仕事を選べる立場にいかなければいけません。そのためには正当な評価を受けて、昇進していく必要があります。
自己アピールが上手な人と下手な人の差
自己アピールが上手な人と下手な人の差を見ていきましょう。
自己アピールが上手な人と下手な人でどのような差がでるのでしょうか。
現実にはあり得ない話しですが、全く同じ仕事を与えられ、全く同じ成果を上げたAさんとBさんの2人がいると仮定しましょう。
Aさんはひたすら仕事に打ち込み、最終的な成果のみを上司に報告しました。
Bさんは、仕事の途中途中で上司に進捗報告や今後の進め方を相談し、最終的な結果としてAさんと全く同じ成果をあげました。
さて、AさんとBさんのどちらがアピール上手でしょうか?
誰の力も借りずに成果を上げたAさん。適宜上司を巻き込んで成果を上げたBさん。
実は正解はBさんです。
ここでのポイントはアピールというのは最終成果物だけでするものではないということです。
上司にとって大切なのは部下がどのような考えで仕事を進めているのか、ゴールに向けてどのように進んでいるのかを把握できることです。最終的に成果をあげればなんでもよいわけではありません。
下手をしたら、成果を上げた人よりも少し失敗したけど適宜進捗を報告したり相談したりする人のほうが評価が高くなることもあります。上司に成果を評価してもらには、仕事の過程を含めて見せる化することが大事になってきます。
一見すると上司に相談することもなく成果を上げた人のほうが能力は高そうですが、上司も人間なので少しでも多くの関わりを持って仕事を進めるほうが印象に残ります。
このようにたとえ同じ成果をあげたとしてもアピールが上手な人と下手な人では最終評価が異なります。
アピールが下手な人はせっかく評価に値する成果を上げても正当な評価を得られずに損してしまいます。
しっかりとアピールすることも含めて仕事だという意識を持つことが重要になります。
自己アピールすることでのメリット
自己アピールするとどんなメリットが生まれるのでしょうか。大きくは次のメリットが生まれます。
- 正当な評価を受けられる
- 仕事の見せる化がうまくなる
- モチベーションアップにつながる
正当な評価を受けられる
メリットの一つは勿論、正当な評価を受けられることです。
正当な評価を受けることができると、昇進や昇格の近道になります。先ほども述べましたが、同じ仕事をするなら評価してもらえるほうがよいですよね。
営業職の方で「売り上げ」や「新規顧客開拓数」などの数値としての結果だけで周囲の人と争う場合は少し別ですが、多くの仕事は単純な成果だけで優劣をつけることは難しいです。
多くの場合、与えられる役割や仕事は異なるため、成果だけで単純には比較できないんですよね。
そんな時に効いてくるのが自己アピールです。
おそらく皆さんはこう考えるのではないでしょうか。「成果を評価するのは上司の仕事なんだから、こちらからアピールしなくても普段の働きぶりを見てちゃんと評価してくれ」と。
しかし、上司はあなたの仕事を四六時中見ているわけにはいきません。上司には上司の仕事がありますし、部下はあなた一人だけではありませんのでそんな余裕があるほうがおかしな話になります。
先ほどもお伝えしましたが、成果は自分でアピールして上司に知ってもらう必要があります。
どんな会社でも昇進や昇格を決めたり、次年度の基本給を決めるための会議が行われます。その会議にはあなた自身は参加できません。参加するのは上司達だけです。
上司にしっかりと仕事をアピールできていれば、会議の時に、そういえばAさんは自主的に成果をあげられるようにこんな工夫をして取り組んでくれていたな。その結果周囲にもプラスの影響も及ぼしていたし。なんてことを思い出してもらえることで印象点で他の人を上回ることができます。
評価してもらえずに上司を陰で非難したことのある方は、評価してもらうためには自分でアピールする必要があることをきちんと認識してください。
その上で成果をあげるだけではなく、上司に仕事の進め方や取り組みの途中経過も把握してもらえるよう努力していきましょう。
そうすれば、いままでと同じ成果を上げていても今まで以上に評価をしてもらえ、結果として昇進昇格につながっていくことでしょう。
仕事の見せる化がうまくなる
自己アピールをするということは自分の仕事っぷりを第三者に理解してもらうということです。
仕事っぷりを理解してもらうためには自分の仕事を見せる化する必要がありますよね。
仕事の見せる化ができることで副次的な効果として、周りの人の協力を得られやすくなるということがあります。
どんな仕事をしているのか周りの人が把握できるので、協力してもらいやすくなるんですよね。
こうなると仕事がどんどん捗る方向に動くので成果もあげやすくなっていいことずくしです。
モチベーションアップにつながる
自己アピールにより正当に評価してもらえるとモチベーションがあがります。
誰だって評価されないより評価されるほうが嬉しいですよね。自分思っている以上に認められることってモチベーションに寄与します。
評価してもらえることで次はもっと頑張ろうという気持ちになるので好循環が生まれます。
まとめ
社会人として仕事をしていくのであれば昇進昇格は積極的に狙っていくほうが生涯年収が高くなるし、好きな仕事を選ぶことができるのでメリットが多いです。
昇進昇格のためには成果をあげるだけではなく上司にしっかりと評価してもらう必要があります。そのためには、自己アピールをしっかりとして上司に仕事を見せる化していくことが大切になってきます。
報告・連絡・相談を頻繁に行うだけでもアピールになるので、何をどうすればいいかわからない方はまずは毎日、報告・連絡・相談のいずれかを上司にすることから始めてみてはいかがでしょうか。
正当な評価を受けられるとモチベーションの向上にもつながりますしメリットしかありませんよ!
アピール力についてもっと詳しく知りたいという方は自分のことを話すのが苦手でいつも損している。入社3年目までに身につけておきたい「アピール力」という本が参考になります。
Kindle版でさくっと読めるのでおすすめです。タイトルには入社3年目までにというワードが入っていますが年齢や職歴関係なく一度は読んでおいて損はしません。
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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