企業のインターンシップって就活に有利になるってきくけど本当なのかな・・・。
企業にもよるけどインターンシップで採用される人も多いのは事実だよ。就活を有利に進める方法を教えるね!
これらから就職活動をする方、すでに始めている方、どんな方法で就活の応募をするか考えていますか?一般的には新卒採用の方法には3通りあります。
- 自由応募(一般応募)
- 学校推薦応募
- インターンシップ応募
最近は企業が希望する新卒社員の数よりも就職希望者数のほうが少ない超売り手市場になってきているので希望の企業に就職できる可能性は高まっています。しかし、人気の企業はどんな時代でも激戦区となります。
希望の就職先に採用される確率を高めるためには、自由応募よりも学校推薦応募やインターンシップ応募のほうが有利なことが多くなります。特にインターンシップは上手に活用すれば圧倒的に有利に就活を進めることができます。では、どうすればいいのか。
今回はインターンシップで就活を有利にする方法をお伝えします。
- 希望の企業に就職できる確率を高める方法を知りたい方
- インターンシップ応募で就活を有利に進める方法を知りたい方
学校推薦よりもインターンシップ。就活を有利に進める方法
インターンシップ応募で就職活動を有利にする方法をみる前に、少しだけインターンシップ応募と自由応募や推薦応募の違いを確認しておきましょう。
インターンシップ応募と自由応募や推薦応募の違い
先ほどお伝えした通り、基本的には就職応募方法は自由応募、推薦応募、インターンシップ応募の3パターンです。企業によっては一芸応募みたいな特殊な応募方法もありますが、今回は無視します。
それぞれの就職応募方法の違いを表にまとめました。
自由応募は内定獲得までに踏まなければいけないステップが推薦応募やインターンシップ応募よりも多いです。内定までのステップ数でいえば推薦応募が最も少ない傾向が見れらます。
インターンシップ応募についても純粋な就活時の内定までのステップ数は推薦応募と同じですが、就活以前にインターンシップ採用のための面接というステップがあるため、全体でみるとステップ数は増えています。
全体の採用数と採用率のバランスが最もよいのは推薦応募です。しかし、採用率で比較するとインターンシップ応募が最も採用率が高い傾向にあります。
項目 | 自由応募 | 推薦応募 | インターンシップ応募 |
---|---|---|---|
応募できる人 | 誰でも | 学校から推薦状をもらえる人 | インターンシップ採用面接に合格した人 |
採用までの過程 | ①エントリーシート提出 ②Webテスト・性格診断 ③1次面接 ④最終面接 | ①エントリーシート提出 ②最終面接 | ①インターンシップ採用面接 ②インターンシップ参加 ③エントリーシート提出 ④最終面接 |
採用数 | 多い | 中間 | 少ない |
採用率 | 低い | 中間 | 高い |
補足 | 大企業ほど有名大学を優遇する傾向にある。 | 企業と大学で推薦枠を確保している必要がある。 希望学生が多いと成績の良い人が推薦権を優遇される。 内定を獲得したら断れない。 | 企業によってはインターンシップの採用面接に合格することが狭き門。 インターンシップ仲間とは入社後も良い関係を築けることが多い。 |
それぞれもう少しだけ詳しく説明します。必要ない方はスキップしてください。
自由応募
自由応募は基本的にはどの大学であろうが新卒であれば応募資格があります。エントリーシートやWebテストで面接に進める人が選定され、合格すれば1次面接、2次面接、最終面接といった複数回の面接を経て内定に繋がっていくことが多いです。
誰でも自由に応募できるコースと言いましたが、大手の企業ほどエントリーシートやWebテストである程度のレベルの大学以上しか面接に進めないようにしていると思ったほうがいいでしょう。
企業は面接官として社員の工数を利用するため相当な人件費がかかります。そのため、面接に進める人はある程度絞って置く必要があります。勿論、エントリーシートの内容やWebテストの成績が重要ですが、大学名だけでフィルタリングしている企業もあるのが悲しい現状です。(勿論そんなこと公にはなっていませんけど)
推薦応募
推薦応募は特定の大学と企業の間で成立している推薦枠を活用したコースです。大学によって推薦枠のある企業は異なるので、まずはどの企業の推薦枠があるかを確認する必要があります。
推薦枠を活用する場合は、内定が出た場合は断ってはいけないという暗黙のルールがあるので注意が必要です。大学と企業の信頼関係で成り立つ制度ですので、内定が出たのに断ると次の年から推薦枠がなくなってしまう恐れがあります。
また、推薦枠は多くても大学内で3名程度ですので、人気企業の推薦枠を大学内で勝ち取るのは結構な競争となる場合があります。推薦枠を取れた場合は、自由応募よりも内定までのステップが少ない傾向にあります。場合によってはエントリーシートやWebテストがスキップされて、いきなり最終面接というパターンもありです。
インターンシップ応募
これは少し特殊なケースですが、どうしても行きたい企業が決まっているなら断然おすすめのコースです。僕は採用までの一番の近道だと思っています。
インターンシップ応募がどんなものかというと、1週間から2週間の期間、社員と同じ場所で実際の業務を体験することのできる制度です。だいたい、8月頃と2月頃にやっている企業が多いです。
インターンシップ応募と言いましたが、この期間を経て内定が出るわけではありません。実際には、インターンシップの活動とは別に就職用の面接は就活時期に実施されます。その際にインターンシップ経験者として採用ステップが推薦応募のように通常よりも少ないパターンが多いです。
そして、インターンシップ期間中にある程度見込みがあることを示せていたら、ほぼ内定はもらったと思ってもいいでしょう。就職の採用可否を決めるのは人事部というイメージが強いかもしれませんが、インターンシップの場合、実際に体験した職場の部長推薦が人事に入るので、その分加点されます。
企業の立場で考えると当たり前の話ですが、面接だけでは、活躍してくれそうか、やめずに長く勤めてくれそうかを完全には見抜けません。その点1~2週間の働きっぷりを実際に見ているほうが安心できますのは言うまでもありませんよね。
インターンシップ応募で就活を有利に進める方法
それでは本題に入っていきましょう。インターンシップ応募は採用数自体は少ないのですが、採用率は高くなっています。つまり、インターンシップ応募で受けられる学生は少ないが、受けた人の合格率は高いということです。
インターンシップ応募で申し込めるだけで就活を有利に進められているという見方もできますが、実際にはそんなに単純な話ではありません。
インターンシップは企業にもよりますが、2週間程度実際の職場に配属されて社員と一緒に仕事を体験します。表向きは学生に会社の雰囲気を感じてもらい、就職後の離職率を下げることを目的としています。
しかし、企業側からすると、優秀な社員を確実に獲得するために2週間の間に同僚として仕事をしたい人材からどうかを見極める場になります。
いかに2週間の間に配属された職場の人達に認めてもらえるかが内定獲得のキーポイントになってくるのです。
つまり、インターンシップを受講する立場として、決して就職先として期待した会社かどうかを見極める場という意識で参加してはいけません。もう就職活動は始まっているので自分の能力をアピールする場という意識でインターンシップ期間を過ごしましょう。
そうはいっても仕事の経験なんてないので、成果をあげなくてはいけないわけではありません。注意すべきポイントは次の通りです。
- 基本的なマナー
- 仕事に真摯に向き合う姿勢
- 明るくしっかりと挨拶をすること
よっぽど一緒に働きたくないと思われなければOKです。学生らしく元気に過ごしましょう。
インターンシップ応募の注意点
就職に有利になる可能性の高いインターンシップですがもちろん注意点はあります。
- 一緒に働きたいと思ってもらう必要がある
- インターンシップに参加するまでのハードルが高い
一緒に働きたいと思ってもらう必要がある
一番大事なことは、インターンシップ期間中に職場の人に、一緒に働きたいと思ってもらうことです。容易に想像できると思いますが、インターンシップは無料職場体験学習ではありません。
もちろん、学生にとっては人生の大きな岐路となる就職先として、イメージに近いかどうかを見極めるための場です。しかし企業にとっては採用する価値がある人材かを見極めるための場になります。インターンシップ終了時点で、採点が実施されると思ったほうがよいです。
この採点結果は、その後就職に応募してこなければ使われることのない情報となりますが、もし応募してきた場合は、この採点結果も合わせて面接での判断基準となります。就職への近道には間違いありませんが、インターンシップ期間中に認めてもらえることが大前提となります。
インターンシップに参加するまでのハードルが高い
次に少し残念なお知らせです。インターンシップは誰でも希望をすれば参加できるわけではありません。インターンシップのための面接が実施され、これを通過しなくてはいけません。この面接が実際には就職面接と同じくらいの関門になります。
インターンシップが内定の近道とは言いましたが、言い換えるとインターンシップに採用されることが内定獲得と同じくらい狭き門の場合が多いです。まずはインターンシップへの参加権利を獲得できるように頑張りましょう。
その他インターシップのメリット
インターンシップは就職への近道になるという最大のメリットの他に、本来の目的である実際にその企業で働くことができるというメリットがあります。
ネットなどの情報で希望就職先だと思っていたが、実際に社員と触れ合ってみると思ってた空気感と違ったり、外から見える会社の雰囲気と会社内の雰囲気が全く違ったりということはよくあります。
これを実際に体験して見抜くことができるのはインターンシップならではのメリットです。もし希望企業のインターンシップに参加して、思っていた感じと違うという不安を抱いたのであれば、別の企業のインターンシップにも参加してみることをおすすめします。
そうすることで、本当にその企業に対して何か違和感を感じたのか、会社の中で仕事をするということに対して思い描いていたイメージと違っただけかをつかむことができます。
まとめ
希望企業への就職の近道としてインターンシップ応募という方法を紹介しました。僕の勤める会社でも毎年インターンシップの学生がきています。僕の印象としてはインターンシップに来ていた学生の9割程度は内定をもらっています。時間が取れるようであればぜひインターンシップに参加してみましょう。多い人だと3、4社に参加している人もいるようですよ。
- 就職には自由応募、推薦応募、インターンシップ応募の3つのコースがある
- 一番の近道はインターンシップ応募
- インターンシップで自分をアピールできれば内定獲得はもらったも同然
- インターンシップに行くことで本当に働きたいと思える会社かどうか確認できる
- ただし、インターンシップ採用への道のりは結構困難
- 挑戦してみる価値は十分あるので、試してみましょう
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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