最近急速に流行りだした完全ワイヤレスイヤホンって実際にどうなんだろう。使い勝手と音質が気になるのよね・・・。
使ったことがないと少し不安があるよね。完全ワイヤレスイヤホンの最高傑作との呼び声も高いSONYのWF-1000XM3を使ってるけど自信を持っておすすめできる製品だよ!良い点悪い点を紹介するね。
2018年頃から急速に普及したものといえばワイヤレスイヤホンですね。ワイヤレスヘッドフォンは少し昔からありますが、イヤホンを完全ワイヤレスにするという発想には恐れ入りました。
僕も完全ワイヤレスイヤホンユーザーの仲間入りをしたのですが、実際に使う前には次のように思っていました。
- 耳から落ちちゃいそう
- 外出先で使わなくなって取り外した後の保管が不便そう(コードがあればグルグル巻きにしておけばよい)
- 失くしそう
- 無線なので音質が悪そう
- 電池が切れたら使えなくなるから不便そう
おそらく使ったことのない方は同じような感想を抱いているのではないでしょうか。
今回、SONYのWF-1000XM3の使い勝手や音質のレビューと合わせて、購入前に思っていたことが購入後にどうなったかも含めてお伝えします。
- 完全ワイヤレスイヤホンに興味があるけど購入に踏み切れていない方
- SONYのWF-1000XM3の評価を知りたい方
SONY製WF-1000XM3とは
ご存じない方のために製品概要を説明しておきます。WF-1000XM3は、2019年7月にSONYから発売された完全ワイヤレスイヤホンです。この製品の大きな特長は次の2点になります。
- 業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
- ハイレゾ級の高音質
それぞれ詳しく説明します。
業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
ノイズキャンセリング性能はイヤホンとしては異次元のレベルに到達しています。僕は昔からBoseのノイズキャンセリングヘッドフォンを愛用しているのでノイズキャンセリング機能には拘りの強いほうですが、WF-1000XM3のノイズキャンセリング性能には驚かされました。
正直、イヤホン、しかも完全ワイヤレスイヤホンでここまでの静寂が手に入るとは思ってもいませんでした。それくらい日常の騒音・雑音は綺麗に除去してくれます。
イヤホンでこのレベルであればこれ以上の改善点はない気がします。
イヤホンに搭載されたノイズキャンセリング用のプロセッサーにより幅広い帯域のノイズを大幅に低減することができています。普段、音楽を聴かない方にも外出時の騒音や雑音から耳を守りたいという方は、ノイズキャンセリング機能のためだけに購入しても損はないでしょう。
ハイレゾ級の高音質
音質についても、スマホやウォークマンで圧縮された音源をBluetoothで聴いているということを考慮すると満足できる音質になっています。さすがに自宅で専用のスピーカーから流す音とは差がありますが、イヤホンで外で聴く分には素晴らしいレベルの音質になっているといっても支障はないでしょう。
ベースやドラムの低音もしっかりと鳴りますし、弦楽器の高音もしっかりと再現できています。イヤホンの設定としてイコライザー機能も搭載されているので自分好みの音域をブーストして使える点も便利です。
ノイズキャンセリング機能と音質は自分の耳にフィットするイヤーピースを選択することも重要です。WF-1000XM3には異なるサイズ・素材のイヤーピースが付属しているので、自分にあったものを選べるので便利です。
ちなみに価格は、イヤホンとしては少し高い部類で2万円は超えてしまいますが、性能や機能面を考慮すると決して高すぎるという印象はありません。
WF-1000XM3の良い点
それでは、実際に使ってみた結果、WF-1000XMFの良かった点をお伝えしていきます。
ノイズキャンセリング性能
最もよかった点は先ほども述べましたがノイズキャンセリング性能の高さです。
繰り返しになりますが、日常レベルの騒音・雑音にはこちらの製品で十分満足できるレベルです。まだ、WF-1000XM3を購入してから飛行機に乗っていないのでわかりませんが、このレベルであれば飛行機のエンジン音もかなりキャンセルしてくれると思います。
飛行機に乗るときはエンジン音から耳を守るためだけにBoseのノイズキャンセリングヘッドフォンを持ち込んでいますが、次回からはWF-1000XM3だけでも十分かもしれないと感じています。
イヤホンを長押しすることで外の音を取り込める
続いての良い点は、イヤホンに指を触れつづけるだけで外の音を取り込んでくれることです。
外で音楽を聴いている時でも各種アナウンスや急に話しかけられた時に外の音を聞きたい場面ってありますよね。そんな時にいちいち音楽を停止することなくイヤホンを長押しするだけで外の音を取り込んでくれます。
これはかなり便利な機能だと感じています。特にアナウンスの場合、外の音を聴きたいのは数秒間だけで、その後は再度音楽に戻りたいですよね。この機能であれば外の音を聴きたい間だけ指で触れていればいいので簡単です。
音楽の停止/再生、スキップができる
WF-1000XM3では左右のイヤホンそれぞれに再生、停止、曲送り、戻しなどの簡単な機能を割り当てることができます。
使い方は簡単で指でイヤホンを1回タップする、2回連続でタップするなどです。曲のスキップをイヤホンでできるのが特に気に入っています。
WF-1000XM3のいまいちな点
基本的な性能には満足していますが、少しいまいちだと感じている点がありますのでご紹介します。
人込みだとBluetooth接続が不安定
WF-1000XM3には接続優先モードと音質優先モードが備わっています。いまいちな点は音質優先モード時の接続についてです。
音質を優先しているので仕方のない部分もありますが、満員電車の中や人込みの中ではぶつぶつと通信が途切れて音楽を聴けるレベルではありません。
接続優先モードにすることで問題なく使えますが、接続優先モードと音質優先モードはスマホのアプリでしか変更できません。また、スマホとWF-1000XM3を接続した状態でしか変更できません。
僕は普段ウォークマンを使用しているので、スマホとWF-1000XM3は接続していません。すると、満員電車に乗った時や人込みに入った時に音質優先モードから接続優先モードに切り替えられません。特に接続に支障がない場合は音質優先モードで使いたいので結局接続が不安定になった場合は諦めるしかありません。
自動的に接続状況を把握してモードを切り替えてくれる機能を搭載するか、音質優先でも接続の安定性を高める技術開発を継続してもらいたいところです。
イヤホンでボリューム操作はできない
先ほど良い点としてイヤホンで簡単な操作ができることをあげました。一方で、いまいちな点としてボリューム操作には対応していないことがあげられます。
僕は、電車やバスに乗る時は音漏れが気になるのでボリュームを抑えますが、誰もいない時には爆音で聴きたい人です。なので、状況に応じて音楽のボリュームは変更します。
イヤホンでできれば便利なのですが、WF-1000XM3ではできない仕様なのでボリュームを変えたい時だけはウォークマンやスマホを手に取る必要があって不便です。
完全ワイヤレスイヤホンを実際に使った感想
最後に、完全ワイヤレスイヤホンを使う前に抱いていた思いと、実際に使ってみて感じたことを表にまとめました。
使用前の感想 | 使用後の感想 |
---|---|
耳から落ちちゃいそう | コードに引っかかることやコードの重さがない分、耳から外れる頻度はワイヤレスのほうが断然低い |
外出先で使わなくなって取り外した後の保管が不便そう | 充電器兼ケースに入れておけばよいので思ったより不便はない。しかし、イヤホンを裸でポケットやかばんに入れておくのは不安なのでその点は少し不便。 |
失くしそう | 充電器兼ケースに入れる癖をつけれおけば問題なし |
無線なので音質が悪そう | WF-1000XM3に関して言えば音質は問題なし |
電池が切れたら使えなくなるから不便そう | WF-1000XM3は本体のみで6時間、充電器兼ケースで3回分の充電が可能なので電池が切れる心配は少ない |
結論として、完全ワイヤレスイヤホンは有線タイプのイヤホンと比較して劣る点はほとんどありません。個人的には外した後の保管が若干有線タイプよりも不便には感じていますが、他のメリットのほうが多いのであまり気になってはいません。
こればかりは実際に使ってみないとわからないと思いますので、完全ワイヤレスイヤホンに少しでも興味がある方はぜひ試してみていただければと思います。
試してみる際の注意点ですが、安物に手をださないほうがよいです。試すだけなのに数万円も投資するのは不安な方も多いと思いますが、完全ワイヤレスイヤホンの性能は現時点では価格に比例しているといえます。
中途半端に安い製品を購入しても結局満足することができず、完全ワイヤレスイヤホンから遠ざかる結果しか待っていないでしょう。それであれば試す価値もないので、少しハードルが高いかもしれませんが最初だからこそそこそこいい製品に手を伸ばしてください。
WF-1000XM3は完全ワイヤレスイヤホンのデビューとしては申し分ない性能ですので自信を持っておすすめできますよ!
ちなみに、すでに後継機のWF-1000XM4が販売されています。これから購入する方は更に進化したWF-1000XM4もおすすめです。
まとめ
SONY製の完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM3のレビュー、完全ワイレスイヤホン使用前後の感想をまとめました。完全ワイヤレスイヤホンを使ったことない方、WF-1000XM3が気になっている方はぜひ参考にしていただければと思います。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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